トップページ 学校概要 横須賀小ブログ お知らせ. 尾�ｱ士郎.

文豪　尾�ｱ士郎　プロフィール 　明治３１年（１８９８年）、吉良町上横須賀（当時横須賀村）の尾�ｱ家三男として生まれる。旧制の岡崎中学校に進んだが、在学中不幸なできごとが重なり、逃げるように故郷を離れ、早稲田大学に入学。さまざまな波乱を経て作家となる。 　昭和８年、代表作「人生劇場」の執筆を開始し、上京後の青成瓢吉の情感あふれる青春をうたい上げ、読者に感銘を与えた。青春編、愛欲編、残侠編、風雲編、離愁編、夢現編、望郷編の７編を完結し、さらに蕩子編、そして、「新人生劇場」の星河編、狂瀾編と昭和３６年まで書きつがれ、文学史上まれに見る雄大な自伝的作品となっている。 　作家となった後、まるで忍ぶようにして故郷に帰った彼は、思いもかけない町民たちの歓迎ぶりに驚き、少しも変わらぬ吉良のありさまに涙を流す。それは、単に望郷の念といったものではなく、「故郷の山河に宿る愛情は、理念を絶して私の心にしみこんでいる」のであり、「故郷すなわち私」であり、「故郷こそ一切の行動の原理」である、と彼は言い切っている。 　　　　　 　　『吉良あないびと〜尾�ｱ士郎編〜』より （士郎さんの言葉） 　　しかし、そこでくじけるな。 　　くじけたら最後だ。堂々とゆけ。 　　横須賀小学校の子どもたちは、毎朝登校すると、士郎さんの「くじけるな」の碑の前で、通学班ごとに、「しかし、そこでくじけるな。くじけたら最後だ。堂々とゆけ。」と大きな声で唱和することが日課です。 　郷土が生んだ大先輩の心意気を感じ、「苦しいときもくじけず、今日一日がんばるぞ」という気持ちが込められています。 　　この「くじけるな」の言葉は、病気をわずらった士郎さんが生前に息子の俵士さんにあてた遺書の一節です。遺書の全文は、もう少し長いものですが、６年生は、卒業試験として全文の暗唱に取り組んでいます。